イースターとは十字架に架けられて亡くなったイエス・キリストの復活を記念する復活祭のことで、キリスト教最古の儀式です。また、春の訪れを祝うという意味でもあります。宗教的にとても意味のある日で、イースターを祝って学校が数週間休みになる国もあります。西暦325年のニケア会議で「春分の日の後の満月の直後の日曜日」と定義されました。

◆イースターという名前の由来は?:イースターという名は春の女神「エオストレ(Eostre)」に由来し、寒く暗い冬から、草木が芽吹き動物たちが生まれる春へと移り変わる様が、処刑された後に復活したとされるイエス・キリストのイメージと重なり、統合されていったと考えられています。本来は異教徒の春のお祭りでしたが、キリスト教の布教の際に、意味を変え、普及したと言われています。

◆イースターの3つのシンボル:この時期になると可愛いうさぎや卵型のチョコレートをよく見かけませんか?クリスマスといえばクリスマスツリー、イースターと言えば、エッグ(卵)とラビット(うさぎ)!そして、純白の百合です。

●イースターエッグ:ヒヨコが卵の殻を破って出てくることから、卵は生命のはじまりや復活を象徴します。イースターには、卵に絵をかいて、卵を使った遊びをするのが風習となっています。

●イースターラビット:繁栄と多産の象徴であるウサギが、イースターエッグを運んできたという云われがあることから、イースターのシンボルとして定着しました。

●イースター・リリー:イースターは春です。しらゆりは、その純白の美しさから「純潔」「貞操」を意味する聖母マリアの花として尊ばれています。